【市民の会活動報告資料】

野外芸術文化ゾ−ン

賛成か!反対か!

◎議員アンケ−ト結果(10/27回答期限、11/3公表)          (敬称略)

賛成
予定通り、残り全額を「野外」に使う
反対
残り全額を、「野外」以外の目的に使う
6桜田博幸 14今泉勝博、15相馬真子、19東秀夫、
23畑山親弘、31杉山道夫、33山本富雄、 35戸来伝、36竹島勝昭、37野月忠見

◎かたれ(語れ)市議 かだれ(加れ)市民 11・23懇話会


賛成
2紺野忠明
28野月一博
反対
14今泉勝博、23畑山親弘、31杉山道夫、35戸来伝、37野月忠見、 36竹島勝昭(所用にて欠席、意見書提出・司会代読)

アンケ−トにも回答せず、懇話会にも出席しなかった議員
1堰野端展雄、3鳥越正美、4張摩博子、5下川原鉄男、7工藤正広、9田中重光、 10川村慎一、11野月一正、12下山明雄、13岩城康一郎、16漆畑善次郎、17石橋義雄、 18小川洋平、20市澤善一、21野月誠、22赤石継美、24米田由太郎、25折田俊介、
26織川貴司、27小笠原光、29赤坂孝悦、30沢目正俊、32江渡龍博、34角瑞世、
38豊川泰一

1.市民の不安と現状認識について
(市民)・働く場がない。
    ・収入が減った。
    ・年金の給付額が減った。
    ・介護保険料が上がった。
    ・建物は新しくても、医師も看護士もいない中央病院にならないか?
    ・市民生活はもはや死活問題。
    ・夕張市のようにならないか?・市の歳入は今後も減るのでは?
    ・他の施策に影響が及ぶのでは?
(市議)・5年前と比較して、生活保護世帯は3割増加、準用保護児童生徒は5割増加
     し7百数十人となり全体の1割が該当、十和田市民の所得は平均で33万円
     減少、勤労者は1,340人減少という状況。
    ・一般会計予算は281億円。今後も歳入増が見込める状況にはない。

2.野外芸術文化ゾ−ンについて(市民の疑問と市議の意見)
 「用地取得において、インサイダ−取引はなかったのか?」
 ・たばこ産業跡地は当初なかなか売れず地価も安かった。議員数名が市に購入するよ
  う提案したが、市は利用計画がないと購入できないと回答。ある業者が購入した後
  で野外ア−トの計画が出てきて地価が上がった。矛盾点はいろいろある。市長は消
  防長の時、そこが空き地の時に駐車場として借りていた。消防署職員も市の職員な
  ので市は駐車場として購入できたはずだ。
 「野外芸術文化ゾ−ンはなぜ今必要なのか?」
 ・皆さんにとって、芸術というものは必要ないものでしょうか?十和田市の将来を考
  えると、教育的な面からも、近隣市町村、青森県を代表するものとして進めていく
  べき。人間の生活に芸術は必要であり、心の豊かさを求めて、その環境を整備すべ
  き。子々孫々の事、十和田市の将来を考えれば、この周辺市町村の中核都市だとい
  う事を考えると、誰しもが誇りを持てるものがひとつ位ないと大変ではなかろう
  か。十和田市民が誇れるような街を作るという事で、野外芸術文化ゾ−ンを米百表
  の精神で教育に生かす事によって千表万表となっていく。
 ・人づくりが基本的な財産。十和田市から色んな分野の人間を輩出できるようにすれ
  ば、将来戻って来るのかなと思う。両方の立場から意見を聞いて、後戻りが効かな
  いという事で賛成した。「電源三法交付金の遣い方は他にもあるのではないか?」
 ・中央病院の赤字は10億円、不良債務は6億円。病院は命を守るためのものであ
  り、こちらに予算を向けるべきだと一貫して主張してきた。十和田市の停滞は農業
  の振興策が無くなったのが原因だと思う。
 ・予算は281億円だが、その内の10%の約30億円だけしか自由に遣えない。そ
  ういう中での野外芸術文化ゾ−ン年間6億円ずつ計32億円です。
 ・芸術よりも、明日食べる米の方が先だ。景気が良くなって、人口が10万人になっ
  てからでも良い。人口190万人の札幌市で、入場者は3万5千人。十和田市で一
  番困っている事は、働きたくても働く場所がない事。それに力を入れるべき。合併
  後に会派で「10億円までは認めるが、その他は、市の中心に10億円、焼山・休
  屋に10億円」という修正案を出したが、与党大多数のため否決された。今着手し
  た分だけで止めて、市民が暮らしていけるお金を産める場所、職場がぜひとも必要
  だ。
 ・将来の夢よりも今の現状はどうかという事で、年4回の議会で毎回質問している。
  私は今の中央病院を建てる時に、いずれ広域合併になるし、六戸・下田・三沢・上
  北を囲えるから、六戸寄りにと主張したが与党につぶされた。三沢の首長は先見性
  があり下田寄りに決めた。いずれあの辺をひっくるめて合併するという動きが見え
  た。大したものだ。しかも産婦人科の先生が二人常駐している。十和田は一人も見
  つけれない。これは政治の力であり財政に絡む。その病院が十和田より1年遅れて
  完成する。中央病院は更に、1内・2内・整形外科の先生が足りない。箱物は立派
  なものを建てるけれども中身が伴わなくなった。先に医者を見つけるべきで病院に
  ついては与野党問わず考えるべきだ。
 ・財源は電源三法交付金で、他市町村では各家庭の電気料金の軽減に利用している。
  中村市長の時に、公共事業に遣う事を決めた。従って、一般財源以上に市民の考え
  を尊重しなければならない。
 ・水野市長が産業振興と観光にと言った。今は法律が改正されて、福祉、病院、教
  育、農業、何にでも使える。電源三法交付金の年間6億円をそれらに向けるべきだ
  と会派で提言してきた。
 ・教育、福祉から削られる。選挙が終われば二期、半分の予算で、新しい土地、設計
  図、作品、一番高い物で1億円。止めると国・県に対する説明など事務的に混乱は
  起こるが、議会が議決しなければ止められる。
 ・野外ア−トが商店街の活性化に?がるかは疑問。商店街は店のそのものが魅力がな
  ければならない。財政はどこも厳しい。昨年に比べ地方交付税が20数億円減って
  いる。黙っていると教育と福祉から削られる。子供が減っているのに、第3子に対
  する保育料の補助までもがカットされた。
 「多くの市民は反対しているのに、議員はなぜ反対しないのか?」
 ・最初に会派で行った新聞の折込でのアンケ−トには900人から回答があり、9 
  5%が反対だった。それを持って議会に臨んだが、市長が「誘導質問があったので
  はないか?参考にならない」と発言。そこで今度は、市の担当部に原案を見せて事
  前に内容を確認してもらい、5万5千人の有権者の中から無作為に3千人を選んで
  ハガキを出した。32%の回答率で、22〜23%は「わからない」。残り70 
  数%の4分の3は反対、4分の1は賛成。それでも参考にしてもらえなかった。芸
  術文化は市の押し付けで出来るものではない。市民の手作りの文化をお互いに作り
  上げた方が良い。十和田市民文化センタ−は、根強い市民の声によって、何年も何
  年も要望してようやくできたという経緯がある。
 「野外芸術文化ゾ−ンへの投資32億円を止める方法はないのか?」
 ・議会が議決しなければいい。市民は反対しているのは市長の耳にも入っているし、
  反対が多くなっているのはひしひしと感じている。議会には与党野党という垣根が
  あり最後には採決で、多数決で行ってしまうので、市長は強気になる。高森山に3
  1億円の温浴施設を建てる計画の時は野党が多く、出しても否決されるので市長は
  やめた。議員が結束すると市長がやろうとする事を止められる。温浴施設はパ−に
  なって良かった。十和田市の温泉施設をやっている方々はほとんど反対だった。野
  外ア−トも福祉プラザも止められる。議員全員が賛成したのではなく我々8人は反
  対してきた事をわかって頂きたい。前に無記名投票したら他に5人の議員がノ−と
  言った。そうしたら与党も考えて、今度は誰が反対したかがわかるように記名投票
  にした。心の中では半数以上がノ−だと思う。走り出した以上、法的に止めなけれ
  ばならない。選挙は議員を選ぶ事と同時に、その頃の重大な政策についてどうなの
  かという事を結果としては見られる。このままで行くと進める側が多く当選するで
  しょう。市民の意向としては進める方を多く選んだ。残念ながら民主主義ではそう
  解釈される。市長をリコ−ルするという方法も法律上はあるが、3分の1以上の名
  前が見える署名を集めるのは、経験はあるがなかなか大変です。相当のエネルギ−
  を使います。後は賛成の議員に「反対」と言わせて13人を確保する。後5人動か
  せば良い。
 ・「もったいない」で当選した知事が新幹線の駅をストップさせた。市民が真剣に投
  票すれば止められる。

十和田市の明日を心配する市民の会 代表 田島治夫
   三本木字里の沢20-18 電話 22−6514 FAX 22−2434

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