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平成20年4月14日
青森県知事 三村申吾 殿
                                 請求者代理人
                                   哘 清悦

面談協議の要請

拝啓 時下益々ご清祥の事とお慶び申し上げます。
 平成20年2月1日付貴殿文書を拝受致しましたが、貴殿の回答に、当方では全く納
得しておりませんでした。しかし、日本原燃株式会社から「売れ残った米を買い取る」
という回答があればそれでも良かったのですが、平成20年3月31日付の兒島社長名
の文書には、買い取るという回答もなければ、買い取れない理由についての記述もあり
ませんでした。
 貴殿の回答では、「県民を代表する県議会、地域住民の代表である市町村長及び青森
県原子力政策懇話会の御意見を伺うほか、県内各地において説明会を開催するととも
に、・・・慎重の上にも慎重に対処してきました。」とありますが、やはり「ただ説明
した」というだけであって、「理解を得た」という様には認める事ができません。貴殿
の代理で県民説明会に出席した蝦名副知事に、その手続きの不備について私がわかりや
すく教えてあげましたが、貴殿にそれを詳細に報告していなかったのではないかと思っ
ております。やはり県民説明会には知事である貴殿が直接出席し、むしろリンゴセール
スに蝦名副知事を貴殿の代理として行かせるべきです。そもそも「伝言役」という仕事
自体が無駄であり誤りの元です。
 県民が理解したかどうかを確認せずに貴殿が安全協定を締結してしまった事によって
発生した風評被害ですし、県民の生命と財産を守るという立場にある青森県の代表とし
て貴殿にはその責任がありますので、再度売れ残った米の買い取りを要求する事に致し
ました。
 日本原燃株式会社との交渉について、風評被害認定委員会から2回の面談協議では不
十分ではないかとの意見を頂いておりましたので、貴殿とは3回以上面談協議を行える
ように努めたいと思っております。
 最終処分地の問題に関しては、これまでに私も国の確約書は「青森県を最終処分地に
しない」事を担保する文言にはなっていないと指摘してきましたが、最近になってよう
やく貴殿もそれが理解できたように思えます。
 今回の件についても、私の要求内容と要求する理由について、貴殿はよく理解できて
いないように見受けられましたが、面談協議を行い、私が貴殿に更に詳しく説明する事
によって納得して頂けるのではないかと考えております。面談協議の時間は概ね2時間
と考えております。会場については、そちらで用意して下さるのであれば、私がそちら
へ伺います。私の方で会場を用意した方が良いのであれば、七戸町中央公民館を予約し
たいと考えています。つきましては、私が貴殿の日程に合わせますし、夜でも構いませ
んので、貴殿の都合の良い日時を複数提示して下さるようお願い致します。   敬具

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