どうなる? ガラス固化体と最終処分場


2007.1.4(木) 最終処分場の余計で危険な条件
 東通村の越善靖夫村長が、高レベル放射性廃棄物最終処分場の受け入れを視野に入れ
ているという東奥日報一面記事を見て、元日早々非常に不愉快な気分になった。
 「核燃サイクル事業は、青森県を最終処分地にしない―ということを絶対的な原則と
して進められてきたことを忘れてもらっては困る」と述べた三村知事ではあるが、昨年
十一月に甘利明経済産業相と東京で会談し、本県を高レベル放射性廃棄物の最終処分場
にしないという約束が前任者から引き継がれているかをわざわざ確認しに行っている。
そもそも、閣僚が替わる毎に確認しなければならないという事自体が大きな問題だと思う。
 その約束を示す政府の回答書は、「知事さえ了解すれば、最終処分地にできる」とも
受け取れるような内容となっている。三村知事は、閣僚にその都度確認するのではな
く、確認の必要が無いような文書に改める事を強く要求すべきである。
 政府としては、最終処分場を引き受ける自治体が現れない場合の保険として、政府の
意に沿って動く青森県知事を当選させ、最終処分場の受け入れを表明させると言うシナ
リオを選択肢として残して置きたかったのかも知れない。私が最も危惧しているのは、
三村知事がその適任者として、政府、自民党、越善村長らから期待されてはいないかと
いう事である。(哘清悦)


Web東奥むつ小川原開発・核燃料サイクル施設から、2000年2月以降の
ガラス固化体と最終処分場に関する記事をの日付順に抜き出しました。 
最終処分場・ガラス固化体・貯蔵施設・輸送毎に整理したページ
    ↓       ↓
課題別'00〜'07」「課題別'08〜

2008. 1.26(土) 来月29日意見陳述会/「高レベル」異議申し立て放置
2008. 1.25(金) 高レベル廃棄物 県に勉強会要望/十和田の市民団体
2008. 1.24(木) 六ケ所産廃棄物の独自課税検討へ
2008. 1.22(火) 高レベル合意文書の存在裏付けへ 
2008. 1.22(火) サイクル全般の勉強は問題ない/蝦名副知事
2008. 1.21(月) 東通村議が高レベル勉強会開始
2008. 1.19(土) 東通村核燃勉強会が21日に初会合
2008. 1.18(金) 国、意見陳述会を延期/「高レベル」異議申し立て放置
2008. 1.14(月) 知事が東通を訪問、勉強会触れず
2008. 1.11(金) 高レベル最終処分問題 国の説明会スタート
2008. 1.10(木) 県が国との高レベル合意文書廃棄
2008. 1. 4(金) 本県の最終処分場拒否貫く/知事
2008. 1. 3(木) 【社説】安全性の確保を最優先で/県内原子力施設
2007.12.29(土) 六ケ所議会も勉強会開催機運
2007.12.19(水) 高レベル処分地選定延期 県不快感、反対派も反発
2007.12.19(水) 知事が最終処分場拒否を念押し
2007.12.18(火) 高レベル処分地選び 数年延期へ
2007.12.14(金) 勉強会は正副議長らに一任/東通
2007.12.13(木) 高レベル立地に県漁連「反対」/理事会で全会一致
2007.12.13(木) 東通「勉強会」の年内開催は困難
2007.12.12(水) 東通村議の勉強会「県は静観すべき」/六ケ所村議から擁護論
2007.12.12(水) 知事は東通村長と会うべき/県議会常任委
2007.12. 8(土) 野党委員、最終処分に「拒否条例を」/東通
2007.12. 8(土) 高レベル誘致の可能性否定せず
2007.12. 7(金) 処分地化を否定/国との約束を知事が確認
2007.12. 7(金) 東通村議大半が勉強会参加の意向
2007.12. 6(木) 東通村議会の勉強会/国や電力業界は冷静 
2007.12. 6(木) 県選出保守系国会議員「推移見守りたい」/東通村議会勉強会
2007.12. 6(木) 知事、改めて処分場受け入れ拒否
2007.12. 5(水) 「聞いてない」県困惑/東通村議会高レベル勉強会
2007.12. 5(水) 高レベル勉強会、13日にも初会合
2007.12. 5(水) 東通村が一挙に候補地に浮上の可能性
2007.12. 5(水) 参院経産委で下田氏が固化体一時貯蔵で国側の見解ただす
2007.12. 5(水) 東通村議が近く高レベル勉強会
2007.11.22(木) ガラス固化体「貯蔵は30−50年」
2007.11. 2(金) 高レベル廃棄物の処分開始時期「変更するな」/国の調査会小委で意見
2007.10. 3(水) 住民の理解、協力どう得る/最終処分、国が前面に
2007. 9.13(木) 本県は高レベル処分地調査対象外
2007. 7.24(火) 秋田・上小阿仁村長、高レベル処分場誘致を検討
2007. 7. 5(木)  (下)原発隣接地へ設置/北欧の事例がヒント
2007. 7. 4(水)  (中)3兆円事業/原発10基立地に相当?
2007. 7. 3(火)  (上)原発20基分の用地/構想縮小で“後続”模索
         ■最終処分の行方/高レベル廃棄物 東通村が意欲(連載)
2007. 7. 3(火) 高レベル処分場経産省説明会の本県開催に理解/知事
2007. 7. 1(日) 返還廃棄物 高レベル一本化/英「諾否、年内回答を」
2007. 5.10(木) 田名部匡代議員、衆院経産委で最終処分場問題で国の見解ただす
2007. 4.27(金) 東洋町白紙も悲観せず/原燃社長
2007. 4.25(水) 国が前面に出るべきだ/最終処分場の選定(社説)
2007. 4.24(火) 東洋町長大敗で電力業界に衝撃
2007. 3.17(土) 高レベル処分 新たな保管施設も
2007. 3.15(木) 「最終処分場にせず」/県との約束変更なし
2007. 3.10(土) 東通村長、手記で最終処分に含み
2007. 2.26(月) 確約に変更なし/経産相へ一問一答
2007. 2.22(木) 東洋町長「建設判断6年後に」/高レベル最終処分場
2007. 2. 9(金) 高知・東洋町長の辞職勧告決議/高レベル廃棄物処分場問題
2007. 2.27(火) 東洋町の文献調査 国に申請へ/高レベル処分場
2007. 2. 1(木) 東洋町の最終処分候補地調査応募を歓迎/原燃社長
2007. 1.27(土) 「最終処分受け入れない」知事、方針堅持を強調
2007. 1.26(金) 高知・東洋町が最終処分場文献調査に応募
2007. 1.26(金) 「東通村長発言は一般論」最終処分で県幹部が認識
2007. 1.24(水) 上十三住民団体が県に最終処分場の「確約」文言変更を申し入れ
2007. 1.20(土) 最終処分受け入れ撤回申し入れ/東通村長に「考える会」
2007. 1.16(火) 高レベル処分で電事連会長が見解
2007. 1.11(木) 最終処分で大島氏「県方針尊重」
2007. 1.11(木) 東通最終処分に批判の声相次ぐ/社民・平和労組旗開き
2007. 1. 5(金) 三村知事「最終処分受け入れず」
2007. 1. 5(金) 東通村長発言にむつ市長が理解/高レベル最終処分場
2007. 1. 5(金) 知事は“拒否の原則”貫け/高レベル最終処分(社説)
2007. 1. 3(水) 知事は慎重姿勢/東通の最終処分
2007. 1. 1(月) 最終処分地問題 越善・東通村長インタビュー一問一答  
2007. 1. 1(月) 最終処分場受け入れに意欲/東通
2006.12. 7(木) 最終処分場誘致を断念/滋賀・余呉町
2006.12. 6(水) 高レベル搬出守られるのか/六ケ所村議会で不安の声 
2006.12. 1(金) 岩手、千葉で高レベル最終処分の地層影響調査
2006.11.22(水) 核燃関連の約束確認へ/知事、経産相と27日会談
2006.11. 4(土) 高レベル廃棄物処分場どこへ/誘致検討の自治体続々
2006. 9.17(日) 最終処分誘致検討の自治体次々と 
2006. 5.23(火) 英から返還の再処理廃棄物、高レベルと交換へ
2006. 5.22(月) 難航する核のごみ処分が「サイクル」の足かせ
2006. 5.16(火) 高レベル最終処分場候補地で10近い自治体が検討/自民部会長
2006. 4.26(水) 高レベル廃棄物建屋西棟の設計変更申請/原燃
2006. 3.25(土) 高レベル廃棄物搬入作業が終了/六ケ所貯蔵センター
2006. 3.24(金) 返還高レベル廃棄物輸送船が六ケ所到着
2006. 3. 9(木) 返還高レベル廃棄物輸送船が22日到着/むつ小川原港
2006. 3. 1(水) 六ケ所・固化体建屋設計ミス/経産省変更を認可
2006. 2. 3(金) 高レベル廃棄物輸送船が仏出港
2006. 1.31(火) 返還高レベル廃棄物輸送船があす仏出港
2005.10. 8(土) 次回返還20本増/仏からの高レベル廃棄物
2005. 9.23(金) 固化体建屋改造工事 国への申請一部補正/原燃
2005. 9. 3(土) 固化体施設設計ミス要因?/
         経産省の原子力安全・保安院人事 幹部ら軒並み降格
2005. 8. 2(火) 下期の六ケ所返還20本減り144本に/高レベル廃棄物
2005. 5.27(金) 仏から輸送のガラス固化体14本に油
2005. 4.23(土) ガラス固化体貯蔵で原燃に公開質問状/反核燃団体など
2005. 4.21(木) 返還高レベル廃棄物124本を六ケ所に搬入
2005. 4.19(火) 原燃が設計ミスで固化体貯蔵建屋改造許可を申請
2005. 4. 7(木) 返還高レベル廃棄物20日六ケ所に到着
2005. 3.29(月) 高レベル処分候補地に市浦の名も/核燃機構、80年代調査の資料開示
2005. 3. 5(土) 貯蔵施設の設計ミス、国の安全審査に過誤
2005. 2.19(土) 放射性廃棄物輸送船が仏出港
2005. 2.17(木) 返還高レベル廃棄物輸送船が仏出港へ/4月、六ケ所到着
2005. 2.17(木) 天地人
2005. 2.16(水) 仏から六ケ所へガラス固化体20本の輸送延期
2005. 2.15(火) 高レベル施設の設計ミスで改善策/原燃が報告
2005. 1.15(土) 高レベル廃棄物貯蔵で再分析指示
2005. 1.13(木) 最終処分場誘致で鹿児島・笠沙町長が引責辞任へ
2005. 1. 8(土) 高レベル最終処分場 笠沙町長が誘致撤回
2005. 1. 7(金) 笠沙町(鹿児島)の最終処分場誘致/
         県と六ケ所村、歓迎も「推移見守る」
2005. 1. 6(木) 高レベル最終処分場誘致/鹿児島・笠沙町が表明
2004.11.27(土) 「ガラス固化体の製造技術は不十分」と核燃訴訟で原告側主張
2004. 6. 5(土) 天地人
2004. 3.30(火) 高レベル施設増設着工を3カ月延長/原燃、経産省に届け出
2004. 3.10(水) ガラス固化体の受け入れ拒否を/市民団体が県に訴え
2004. 3. 5(金) 高レベル廃棄物の搬入作業が終了/六ケ所
2004. 3. 4(木) ガラス固化体、小川原港に到着
2004. 2.20(金) ガラス固化体輸送船来月4日に六ケ所へ
2004. 1.20(火) ガラス固化体六ケ所に向け仏出港
2004. 1.17(土) ガラス固化体、仏を19日出港/原燃などが予定公表
2003.12.27(土) 返還ガラス固化体は3月ごろ六ケ所到着
2003.12. 9(火) 国が高レベル施設増設計画を認可
2003. 7.24(金) 高レベル放射性廃棄物荷揚げ開始
2003. 7.23(木) 高レベル廃棄物輸送船が到着
2003. 7.18(金) 社民県連など高レベル廃棄物搬入中止を要望
2003. 6. 5(木) フランスからの核燃料廃棄物輸送船が来月六ケ所に到着
2003. 5.27(火) 核燃料「永久貯蔵せず」法明記を
2003. 5.22(木) 返還ガラス固体、7月ごろ六ケ所へ
2003. 3.21(金) 原燃がガラス固化体の車両運搬を申請
2003. 2.18(火) 原燃がガラス固化体の搬入を3カ月延期
2003. 2.15(土) 最終処分候補地を公表せよ
2002.12. 7(土) ガラス固化体洗浄装置の設計変更を申請
2002. 9.14(土) 高レベル廃棄物管理施設の電源切り替え、国が認可
2002. 9.14(土) 天地人
2002. 9. 5(木) そんなに急ぐ必要あるのか
2002. 4.11(木) 返還ガラス固化体の車両運搬確認を申請
2002. 1.24(木) 高レベル廃棄物搬入すべて終了
2002. 1.23(水) 高レベル廃棄物の荷揚げが今日始める
2002. 1.22(火) 高レベル廃棄物輸送船が到着
2002. 1.22(火) 高レベル廃棄物きょう六ケ所入港
2002. 1. 9(木) 高レベル廃棄物輸送船、22日むつ小川原港入港
2001. 9.18(火) 高レベル処分地、市町村から公募[共同]
2001. 7.30(月) 高レベル施設増設費は450億円
2001. 7.20(金) 高レベル施設停電、地絡検出装置設定に問題
2001. 7. 3(火) 高レベル廃棄物貯蔵センターの停電復旧
2001. 6.30(日) 高レベル廃棄物施設全体が停電
2001. 5.22(火) 高レベル貯蔵施設増設計画、6月にも検討終了
2001. 4.10(金) 高レベル処分地受け入れ 本県など15道県拒否
2001. 3. 6( ) 高レベル貯蔵施設増設めぐり社民が申し入れ
2001. 3. 2( ) 高レベル廃棄物量は2200本
2001. 2.22(木) 高レベル廃棄物の陸送作業が終了
2001. 2.21(水) 高レベル廃棄物船が六ケ所到着
2001. 2.20(火) 仏から高レベル廃棄物輸送船、きょう到着
2001. 2.19(月) 最終処分場の見通し明示を
2001. 2. 7(水) 不透明感増すサイクル路線
2000.10.19( ) 高レベル廃棄物処分地選定へ
2000. 7.12(水) 最終処分地化阻止のため電力に「供託金」を
2000. 6.30(金) 高レベル廃棄物貯蔵で県が回答
2000. 6.17(土) 高レベル廃棄物最終処分、実施機構設立に向け設立準備委・室設置へ
2000. 6. 1(木) 高レベル廃棄物法を知事が評価
2000. 5.17(水) ますます強まる不透明感
2000. 4.12(月) 「高レベル」処分法案、今国会での成立は微妙
2000. 2.25(金) 阻止実行委が高レベル搬入に抗議
2000. 2.23(水) 六ケ所にガラス固化体搬入
2000. 2.11(金) 高レベル廃棄物施設の停電再発防止へ対策
2000. 2. 4(金) 高レベル廃棄物搬入拒否を要請
2000. 2. 4(金) 高レベル廃棄物で核燃機構が討論会
2000. 2. 4(金) 高レベル廃棄物、23日に六ケ所到着
2000. 2. 2(水) 国は最終処分対策を急げ


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