基本構想5
豊かな心と文化を育むまちづくり(教育・文化の充実)
3 生涯スポーツの振興
人材バンクの設置について
哘清悦
学校と家庭以外で、子どもが過ごす時間帯が地域の教育力を問
われ、いかに充実した指導ができるかが課題であり、七戸町の教
育力の現状を把握するためにも、人材バンクを設置し、登録者を
募集する必要があります。他の市町村のお手本となるような「教
育の町・七戸」として、人材バンクを構築する考えがないか伺い
ます。
指導者名簿を作成し提供に努める
教育長
町内の小中学校に地域コーディネーターを1名から2名配置し
、保護者や地域の協力を得ながら、家庭教育、地域の教育力を高
める活動を展開しております。
また、公民館講座において各種講座を開設し、町内外の講師の
方々も学校教育の中に活用しております。
現在、人材バンクの設置は考えておりませんが、平日の放課後
、土日の活動に対する教育の対応、指導者の対応としての人材確
保については、体育協会加盟団体・スポーツ活動団体等と協議し
ながら、各団体を通じ講師の派遣及び各種目別に、指導者・団体
を整理すると共に、教職員退職者団体にも働きかけ人材情報の収
集に努め、指導者名簿を作成して子ども達のスポーツ活動の求め
に応じた情報を提供できるよう努めて参ります。
また、登録した人材の名簿に関しましては活用方法について慎
重に検討し、対応していきます。
幼児等がスポーツに関心を持つような取り組みは
哘清悦
リオーオリンピックでの日本選手の活躍は、国民を大いに元気
にした。
オリンピック選手の共通点は、幼い時からその種目に興味を持
ち練習を開始していることと、そのきっかけが親であることが多
い。
初期の段階は、親が一番の指導者でありスポンサーであると感
じた。
才能を持って生まれた子供でも、スポーツを始める機会に恵ま
れなければ、せっかくの才能が埋もれたままになってしまい、非
常にもつたいない。
自分の子供がスポーツに興味を持つ機会を十分に与えられない
保護者が多いと思う。実情の把握は。
誰でも参加できる軽スポーツの集いと
低学年児童対象の軽スポーツ教室を実施
町 長
今後、新しい体育館の建設に向けて、町民へのアンケート調査
等を実施する予定。その中で、スポーツをしていない子供たちの
理由や保護者の関心度等を把握できるような調査項目を設け、現
状を把握していきたい。
哘清悦
当町のスポーツ振興策は、子供がスポーツに興味を持つ機会を
十分に与えることができているか。
町 長
今年度は、その第一歩として、スポーツの楽しさや他の者との
連帯感を体感してもらうという観点から、ルールが簡単で遊び感
覚でできる軽スポーツを奨励し、子供から高齢者までが参加でき
る軽スポーツの集いの事業を実施する予定。
また、モデル的に天間西小学校の低学年児童を対象とし、放課
後の時間を活用した軽スポーツ教室を開催し、スポーツに触れる
きっかけとなる事業を実施する。
行政以外では、町サッカー協会で、幼稚園やこども園等の未就
学児を対象に、体を動かすことから始め、遊びを含めた運動を行
い、スポーツに興味を持たせるためのサッカー体験教室などの取
り組みを行っている。
哘清悦
スポーツ振興策の現在の課題は。
町 長
児童・生徒の減少で、スポーツ少年団に加人する児童が減少し
ていることと、中学校の部活動においては、1校だけでチームを
編成できない団体競技が増えていること。
スポーツ少年団や部活動をしている児童・生徒・指導者を巻き
込んだ保護者間のトラブルも増えて、その解決や指導者不足とそ
の確保も大きな課題。
スポーツの指導体制について
哘清悦
今年6月で廃部となる天間林中学校のソフトテニス部を含め、
どのような経緯で現在の部の編成に至ったのか。
教育長
統合前の両校にある部活、団体競技、男女のバランス、学級数
に応じた職員数も考慮し考えた。
新生天間林中学校に配置される職員数は教頭を含め11人。
2人顧問体制で考えた結果、野球部、ソフトボール部、卓球部
、陸上部、吹奏楽部の5つで再編することとなった。
ソフトテニス部は、両校にないことと、女子のみであるという
理由から廃部とした。
哘清悦
昼休みに色々なスポーツに触れることができるよう、町内6校
に用具を揃えることを要望する。
哘清悦
天間林中学校の生徒で小学校まではスポーツ少年団でサッカー
をやっていた生徒がいる。
今年度からサッカーの練習場が天間林中学校から遠くなり、サ
ッカーをやる生徒がゼロになっただけにとどまらず、天間林地区
のサッカー少年団に入る児童も減ったと聞いた。
在籍人数の増減は。
教育長
平成26年度は37人、27年度と28年度は23人、29年
度は8人。
練習場所が遠くなったことのほかに、何が原因で天間林地区の
サッカー少年団の団員数が減少したのか、検証が必要だと思う。