基本構想2
活力あふれる産業のまちづくり(産業の振興)
2 商工業の振興
平成26年 3月(詳細:議事録)
哘清悦
地元資本小売業の将来とその雇用状況を、町長はどのように予
測しているか。
インターネットによる販売に政策誘導する考えはあるか。
町 長
小売業者や従業者数は今後も減少すると考えられる。インター
ネット販売は商工会と連携して普及促進に努めたい。
平成26年 3月(詳細:議事録)
哘清悦
当町の雇用の維持拡大を目的とする政策・施策とその数値目標
は。
観光カリスマの山田桂一郎氏のアドバイスを受け、何を実現し
、平成26年度は何に着手するのか。
町 長
具体的な数値は、設定していない。
各種団体や観光事業者、教育関係者が互いに問題を掘り起こし
、共有の目標を設定して、既存のイベントや事業のあり方を協議
し進めていく。
6次産業化の推進を
哘清悦
町の加工施設で加工した商品を七彩館で販売する農家が今後も
増えると予想される。加工施設の利用日数・総利用者数・利用料
金と動力高熱費の合計額の推移は。
町 長
利用日数は、平成20年度が120日、平成25年度が148
日。利用者数は、平成20年度が562人、平成25年度が64
2人。利用料金は、平成20年度が約27万円、平成25年度が
約70万円。動力光熱費は、平成20年度が約23万円、平成2
5年度が約38万円となっている。
哘清悦
青森県食品衛生法施行条例第3条には、食品衛生責任者を定め
ることや講習会を受講させることや衛生管理に当たらせ営業者に
意見を述べさせることが記載されているが、七戸町農産物加工友
の会の食品衛生責任者は、この条例の通りに機能しているか。
町 長
県が定めた条例のとおり機能している。
哘清悦
管理人一人では平日でも加工施設を使えない日がある。
土日利用も検討する考えがあるか。
町 長
担当と協議し、できるだけの対応をとるようにしたい。
哘清悦
町内の加工業者間の連携を強化するためには、製造能力のデー
タべース化か必要だと思うが、構築する考えはあるか。
町 長
加工業者間の情報交換、情報共有の連携を強化することは必要
なことである。検討したい。
雇用創出効果の大きい地消地産の推進は
哘清悦
11月20日の藻谷浩介氏と山田桂一郎氏の話は全町民が知る
べき内容だと感じた。当町で生まれる子供の人数が、30年後は
ゼロになる危機的状況や、町が選んだ少子化対策の手段も十分理
解できた。
「観光立国の正体」と「里山資本主義」の本を早速購入し読ん
だ町民がいる一方、職員の参加が少ないのが気になった。
町長の考えは。
ホームページを活用し、町の特産品の情報発信を行う
町 長
町が抱えている人口減少等の課題の解決に大変参考になる。
広報やホームぺージ等で周知し、課長会議等を通じて職員が参
加する体制をとりたい。
哘清悦
20歳以上40歳未満の独身男女の人数と、結婚するために工
夫する点は。
町 長
男性809人、女性553人。女性になかなか言い出せない男
性も考慮に入れながら、婚活イベントを考えていく。
哘清悦
少子化対策には子育て支援も必要。天間西小学校学童保育クラ
ブの新年度からの対応は。
町 長
吹雪の時の移動を心配する保護者が多いがその対応は。
4年生以上を対象に、天間林老人福祉センター内での運営を計
画し準備を進めている。
基本的に平日の下校後は、小学校からスクールバスで送る。
哘清悦
当町の子供が住みたいと思える町でなければ観光客や移住者は
増えない。どう取り組むか。
町 長
地方創生は人づくり。人口減少克服には人材育成が必要。
小中高生には、町の自然・歴史・文化等の地域資源に触れる機
会を多くつくり、若い世代には、将来のまちづくりについて自由
に話し合い、自主的なイベント等ができるような環境づくりを進
めていきたい。
哘清悦
藻谷氏の講演を聴き、地場産品の消費額1%増だけでも雇用創
出効果が大きいことを痛感した。
当町で生産販売されている商品をホームページで一覧検索でき
るようにする事業を行う考えは。
町 長
地場産品の消費額を増やすことは、地域経済の活性化に非常に
大事。
ホームページを活用し町の特産品の情報発信を行うとともに、
購買につながる仕組みづくりを関係機関と連携して行っていきた
い。
今後の商業振興策は
哘清悦
起業・創業支援を行う際に、まずは事業承継を考えている商業
者を紹介できることが望ましいが、現在の状況は。
事業承継、ナナカード増加、前向きなイベントの支援を実施
町 長
事業承継は、青森県事業引継ぎ支援センターへの紹介と、商工
会に個別相談のあった事業者の把握に止まっている。
昨年度末、七戸町商工会が策定した経済産業省の事業の経営発
達支援計画が認定された。この中の一つに、個々の店舗や事業者
が抱える問題に寄り添って指導や助言をしていく伴走型小規模事
業者支援推進事業がある。
今年度、事業者とのヒアリングを順次進めていく中で、後継者
の有無、事業承継を考えているかなど詳細な情報が今後蓄積され
ていくと思う。
これらの情報を共有・活用しながら、希望者とのマッチングに
つなげていければと考えている。
ナナカードについて。
哘清悦
@現在の会員数は。
A今までにどのような有益な情報が得られたか。
B今後の展開は。
町 長
@2、481人で、構成比率は、町内40%、県内53%、県
外7%。
A年齢、性別、利用頻度、利用金額、地域特性等。
Bスマホ決済が主流になる時代が来ると予想されるが、カードに
よるマーケティングは重要。その活用による継続取引、いわゆ
るリピート率の向上と顧客単価を上げることに尽きると思う。
会員数増加で分析戦略が顧客の囲い込みへつながり、さらには
経営の安定につながるので、継続して展開していきたい。
哘清悦
ナナカードは小学生からつくれるが、中学校を卒業する時点で
全生徒が所有し、ナナカードのメール配信機能で、文化祭などの
学校行事やクラス会のお知らせや成人式の案内などの情報も配信
できるようにすれば、一段と魅力が増すと思う。
哘清悦
ピザカーニバルを山車団地前で行ったが、イベントで集客し販
売できる場所だと実感した。
@イベントを開催しやすくする考えはあるか。
A物産館、七彩館、花卉展示館では販売できない商品でも販売で
きる施設を整備する考えはあるか。
町 長
@道の駅、山車展示館、山車団地エリアは、春まっり、秋まつり
、秋の大収穫祭など、機会をとらえてイベントを開催してきた
が、これからもこのエリアを拠点に、町内を循環するような工
夫をしながら開催していく。また、賑わいをもたらす行事は大
いに活用して頂き、前向きなイベントへの支援もしたい。
A販売拠点の整備は今のところは考えていない。
しかし近年、駅周辺には、民間投資による進出が徐々に見えて
来た。将来、販売実績や需要が増え、行政による投資の必要性
を判断した時は、荒熊内地区総合開発計画の第2次計画あるい
は第3次計画に盛り込む必要がある。