平成30年 6月
今後の商業振興策は
哘清悦
起業・創業支援を行う際に、まずは事業承継を考えている商業
者を紹介できることが望ましいが、現在の状況は。
事業承継、ナナカード増加、前向きなイベントの支援を実施
町 長
事業承継は、青森県事業引継ぎ支援センターへの紹介と、商工
会に個別相談のあった事業者の把握に止まっている。
昨年度末、七戸町商工会が策定した経済産業省の事業の経営発
達支援計画が認定された。この中の一つに、個々の店舗や事業者
が抱える問題に寄り添って指導や助言をしていく伴走型小規模事
業者支援推進事業がある。
今年度、事業者とのヒアリングを順次進めていく中で、後継者
の有無、事業承継を考えているかなど詳細な情報が今後蓄積され
ていくと思う。
これらの情報を共有・活用しながら、希望者とのマッチングに
つなげていければと考えている。
ナナカードについて。
哘清悦
@現在の会員数は。
A今までにどのような有益な情報が得られたか。
B今後の展開は。
町 長
@2、481人で、構成比率は、町内40%、県内53%、県
外7%。
A年齢、性別、利用頻度、利用金額、地域特性等。
Bスマホ決済が主流になる時代が来ると予想されるが、カードに
よるマーケティングは重要。その活用による継続取引、いわゆ
るリピート率の向上と顧客単価を上げることに尽きると思う。
会員数増加で分析戦略が顧客の囲い込みへつながり、さらには
経営の安定につながるので、継続して展開していきたい。
哘清悦
ナナカードは小学生からつくれるが、中学校を卒業する時点で
全生徒が所有し、ナナカードのメール配信機能で、文化祭などの
学校行事やクラス会のお知らせや成人式の案内などの情報も配信
できるようにすれば、一段と魅力が増すと思う。
哘清悦
ピザカーニバルを山車団地前で行ったが、イベントで集客し販
売できる場所だと実感した。
@イベントを開催しやすくする考えはあるか。
A物産館、七彩館、花卉展示館では販売できない商品でも販売で
きる施設を整備する考えはあるか。
町 長
@道の駅、山車展示館、山車団地エリアは、春まっり、秋まつり
、秋の大収穫祭など、機会をとらえてイベントを開催してきた
が、これからもこのエリアを拠点に、町内を循環するような工
夫をしながら開催していく。また、賑わいをもたらす行事は大
いに活用して頂き、前向きなイベントへの支援もしたい。
A販売拠点の整備は今のところは考えていない。
しかし近年、駅周辺には、民間投資による進出が徐々に見えて
来た。将来、販売実績や需要が増え、行政による投資の必要性
を判断した時は、荒熊内地区総合開発計画の第2次計画あるい
は第3次計画に盛り込む必要がある。
教職員の部活動の負担軽減について
哘清悦
@夏休み、冬休み、春休みの期間、教職員は定時に帰宅できてい
るか。
A両中学校教職員の部活動に携わる総勤務時間は。
教育長
@緊急事案の発生等がない限りは帰宅できている。
A七戸中学校には8部活動があり、平日は120分、教員20人
全員が顧問。
天間林中学校には5部活動があり、5月1日から9月20日ま
では110分、9月21日から4月30日までは80分、教員1
2人全員が顧問となり対応。
哘清悦
社会体育に切りかえる場合の課題は何か。
教育長
日本中学校体育連盟と都道府県中学校体育連盟の組織改革、学
校設置者による研修、社会人指導者の確保です。
哘清悦
外部指導員の活用は。
教育長
顧問教員、生徒、保護者が一致して外部指導者を必要とするな
らとてもよい。外部指導者は、現在、七戸中学校は11人、天間
林中学校は3人に委嘱している。