平成29年 3月


「七戸町いじめ防止基本方針」策定効果は

哘清悦

 4年前の9月にいじめ防止対策推進法が施行され、3年前の7

月に七戸町いじめ防止基本方針が策定されたがその効果は。


学校、地域、家庭、関係機関等との連携が

より図られるようになった

教育長

 学校、地域、家庭、関係機関等との連携がより図られるように

なった。


哘清悦

 基本方針は、教職員による児童生徒へのいじめ、体罰、わいせ

つ行為等にも対応しているか。


教育長

 基本方針にはそれらは示されていない。

 教職員に関しては、服務規律の徹底を図るよう指示している。


哘清悦

 「ストレスに適切に対処できる力を育む観点が必要である」と

あるがその成果は。


教育長

 一人一人の児童生徒が、変化する社会の中で困難を乗り越えら

れる力が身につくよう、全教育活動において、計画的に、また、

意図的に働きかけ、考えさせ、体験させ、自己肯定感を高められ

ることができるような教育に努めているが、すぐ成果が出るもの

ではなく、日々の積み重ねによるものととらえている。


哘清悦

 「いじめは大人の目につきにくい時間や場所で行われたり」と

あるが、更衣室やトイレなどが目につきにくいと思う。

 その時間と場所は。


教育長

 いじめは、具体的な時間と場所の予想がつかないだけに、対応

や指導に苦慮している。

 対策として、児童生徒との日常の交流、複数の教員の目による

発見のための巡回、アンケート調査の実施と分析、計画的な教育

相談、QーU(学級内の人間関係の客観的把握)等の調査、分析

、保護者との連携など、早期発見、早期解決に努めている。


哘清悦

 逆に大人が見ているところでも行われるいじめもあると思うが



教育長

 ふざけやじやれ合いが実はいじめだったり、心の中をえぐるよ

うな言葉を発するなど、見極めが難しい事案もある。


哘清悦

 「いじめを訴えやすい体制を整える必要がある」とあるが、そ

の成果は。


教育長

 基本方針の策定で明確になったことは、重大事態に関すること

であり、教職員の子供を観察する目が鋭くなったと思う。


哘清悦

 教員による体罰に関するアンケート調査だが、学級担任に回収

時に見られる方法なので、学級担任から体罰を受けている子は書

けないと感じた。改善すべきだと思うが。


教育長

 今後考えるべきところはあると思う。


哘清悦

 「学校基本方針は、学校のホームページや学校だより参観日な

どで公開するよう努める」とある。

 十和田市では、市と2校のホームページで見ることができる。

 天間林中学校準備委員会だよりは町のホームページで見られて

、校歌もユーチューブで聴ける。

 当町の学校のホームページの状況は。


教育長

 町内の学校でホームページを開設しているところはない。

 また、それを勧めていない。


哘清悦

 基本方針策定から3年が経過する。

 スマホが普及し、いじめの事案も変化したと思う。

 天間林中学校にも防犯カメラとモニターが設置された。

 基本方針に追加・変更すべき点はないか。


教育長

 今年は見直しの年であり、国・県の指導のもと同方針の追加・

変更は、していかなければならないと思う。


哘清悦

 基本方針に、学校運営改善の支援も記載されている。

 児童生徒の声をどのように吸い上げ、どのように活用している

か。


教育長

 いじめだけではなく、教育活動やその他の学校運営について、

教職員による自己評価、児童生徒・保護者からはアンケート等で

学校評価を実施し、学校運営に活かしている。