平成26年 9月


能力、意欲のある人材活用を

哘清悦

 企業は人なり。町も人なり。人材は最も重要な経営資源。

 当町の人材デースの構築状況は。


町全体の産業振興につながるよう検討する

町 長

 町職員のデータは、従来からの紙ベースの人事管理台帳と、こ

の台帳を整理・追記してデータ化した台帳を作成し、人事異動等

に活用している。


哘清悦

 優秀な職員を採用するために、採用試験において考慮している

ことは何か。

 論文のテーマはどのような狙いを持って設定してきたか。

 また、受験者の論文の内容で町政に活用したものはあるか。


町 長

 職員採用試験は、日本人事試験研究センターが実施している教

養試験、事務適性試験、クレペリン検査の一次試験と町独自が行

う作文、面接の二次試験により実施している。

 一次試験では得点の高い順から一定ラインまでを、二次試験で

は公務員としての適性や仕事に対する意欲、協調性、人間のバラ

ンス、創造的な発想といったことを考慮している。

 作文のテーマは思考力や適性を測るための出題であり、町政に

活用する目的をもって設定したものではない。


哘清悦

 当町の副町長は二人続いて役場退職者であり、行政職の経験を

積んでいる点から適任だと思う。

 将来の町長は役場退職者から出ても良いと思っているが、そう

いう意欲や能力を持った人を採用できたか。


町 長

 総合的な判断のもとに、職員として長い年限を勤めるというこ

とで、将来十分可能性があるという前提で選定している。


哘清悦

 役場退職者の退職後の就業・活動状況をどのように把握してい

るのか。

 これまでの退職者の活用方法とこれからの活用方法は。


町 長

 総務省が実施している地方公務員の退職状況等調査により把握

している。

 職員の再任用に関する事務取扱要領を策定し、現在再任用者は

1人。今後も退職者の意思の尊重、新規採用者の状況等を十分に

勘案し、適正な配置・管理をしていく。


哘清悦

 能力・経験・資金面において、役場退職者は挑戦できる立場に

ある。退職者の起業を促す事業を実施する考えはあるか。


町 長

 町全体の産業振興につながることから、改めて活用方法や支援

策などを検討してみたい。


6次産業化の推進を

哘清悦

 町の加工施設で加工した商品を七彩館で販売する農家が今後も

増えると予想される。加工施設の利用日数・総利用者数・利用料

金と動力高熱費の合計額の推移は。


町 長

 利用日数は、平成20年度が120日、平成25年度が148

日。利用者数は、平成20年度が562人、平成25年度が64

2人。利用料金は、平成20年度が約27万円、平成25年度が

約70万円。動力光熱費は、平成20年度が約23万円、平成2

5年度が約38万円となっている。


哘清悦

 青森県食品衛生法施行条例第3条には、食品衛生責任者を定め

ることや講習会を受講させることや衛生管理に当たらせ営業者に

意見を述べさせることが記載されているが、七戸町農産物加工友

の会の食品衛生責任者は、この条例の通りに機能しているか。


町 長

 県が定めた条例のとおり機能している。


哘清悦

 管理人一人では平日でも加工施設を使えない日がある。

 土日利用も検討する考えがあるか。


町 長

 担当と協議し、できるだけの対応をとるようにしたい。


哘清悦

 町内の加工業者間の連携を強化するためには、製造能力のデー

タべース化か必要だと思うが、構築する考えはあるか。


町 長

 加工業者間の情報交換、情報共有の連携を強化することは必要

なことである。検討したい。