平成29年 9月
盛田文庫の保存・活用方法は
哘清悦
十和田市の新渡戸記念館の廃館問題をみて、よく考えこおくべ
きだと思った。そこで、文化財等の保護について問う。
@文化財等の資料収集と整理の状況は。
A歴史博物館施設の整備計画の策定状況は。
B七戸文化交流センターにおける資料の収集と保存、情報発信の
状況は。
C文化財愛護精神の醸成はどのように図るのか。
中央図書館を幼稚園に移設し、その一角に設置を検討
教育長
@収集はしていないが、出土した遺物や寄贈された資料等は、全
て七戸町文化交流センターに適切に整理し保管している。
A現在、史跡ニツ森貝塚整備基本構想及び整備基本計画の策定に
向けた検討会を行っており、来年の3月には報告書としてまと
まる。その中で、ガイダンス施設のあり方についても検討して
いる。
B国史跡七戸城跡や国史跡ニツ森貝塚の埋蔵文化財の考古資料や
、発掘調査時の図面や記録写真等が保管されている。七戸中央
公民館2階には、二ツ森貝塚出土の考古学資料を、広く知って
いただくために展示している。
C小中学校の校長会等で情報発信しているが、今後は歴史博物館
の兼ね合いもあるので、発信の仕方を考えていきたい。
哘清悦
盛田文庫の保存・活用方法について問う。
@どのように分類し整理してきたか。
A盗難や来訪者による持ち出しを防ぐ対策は。
B歴史の専門家の有無と情報交換の状況は。
C耐震補強工事期間中と工事終了後の保存方法は。
教育長
@平成21年7月から、七戸古文書の会と十和田古文書の会の協
力を頂きながら、書籍の整理作業とともに、図書管理システム
を活用し、寄贈された書籍のデータ登録作業を職員が行ってき
た。図書館法の日本十進分類法により分類・整理し、管理体制
が整備された約1万3千冊を七戸庁舎4階へ設置し、平成22
年12月から一般の方への閲覧に供している。
A盛田文庫を所蔵している部屋は普段は施錠しており、閲覧者が
入室する場合にのみ開錠している。
閲覧者が入室する際は、かばん等の書籍が入りやすそうな所持
品は、生涯学習課に預けて頂く。
B閲覧者の受付簿は、住所・氏名・電話番号の記載のみで、歴史
の研究家や専門家等の来訪は確認できていないが、書籍の管理
・保存・活用については、古文書の会と随時打ち合わせや情報
交換を行っている。
C今年度中に七戸町文化交流センターを主とし、教育委員会が管
理している施設の空き部屋に一時保管するが、その後は、今年
度で閉園となる幼稚園の建物に、中央図書館の移設を考えてお
り、その一角へ盛田文庫の設置を検討している。
教材の貸し出しについて
哘清悦
使用頻度が少ないそろばんや鍵盤ハーモニカなど、貸し出しを
検討する考えはあるか。
教育長
そろばんは、学校で貸し出しできるように検討していきたいが
、鍵盤ハーモニカは、子供たちがそれぞれ口にするので、衛生上
から貸し出しは困難だと考えている。
哘清悦
教材の中でもスキーセツトは高額だ。
貸し出しの体制はできているか。
教育長
天関西小学校では貸し出しをしているが、寄贈等で集めたPT
A所有のスキー用具の老朽化が進んでいる。
かだれ田舎体験協議会の事業について
哘清悦
かだれ田舎体験協議会のかだれ塾が、旅行業法に違反するおそ
れがあることから中止となった。
かだれ塾と臨時職員を法人化する観光協会に移すのがよいと考
えているが、町長の考えは。
町 長
農業体験と自然を組み合わせていかに人を呼び込むかが、町の
観光の大きな目玉になっていく。
同協議会と観光協会と農林課が役割分担をし、観光協会が主体
となって参加者を募集し、移動手段や料金の徴収など、最低限法
律に抵触しないように進めたい。
今後は、それに向けての組み立てをしていきたい。